9月の中旬、一年間育てたぶどうの収穫が行われました。
まず、結果としては無残なものでした。
糖度はそれなりにありましたが、収穫量が目標の50%というひどい数字。
原因は様々考えられますが、一番の理由はなんといっても鳥獣対策の不備。去年の実績から被害は少ないと予想していましたが、大きな被害を受けてしまいました。
今更何を言ってもしょうがないので前向きに、来年の対策を考えていきます。
葡萄が丘研究所で、来年の計画を打ち合わせ。
いまから2018年のぶどう栽培は始まっています。

今シーズン初めての園地を経験して、ある程度感覚は掴めたのかなと思います。この経験をもとに、来年すべきことをしっかりとまとめていきます。
まずこの園地の特徴として挙げられるのが、
- 樹勢が弱い
- 鳥獣が多い
- 日射量が少ない
- 川のそばで湿気が多い
といったところですね。
定期防除の徹底と、的確なキャノピーマネジメント(樹勢管理)は今年の経験を踏まえて調整していけば問題ないでしょう。
日射量は、近くにある余分な木の枝を落とせばそれなりの改善は見込めると思うので、落葉した冬にやっていければ良いと思っています。木を切るにも、持ち主の許可が欲しかったり、大きい木の枝切りは難しい作業なのでできるかわかりませんが、できることからやっていきます。
今回、一番重要視しているのが鳥獣対策ですね。この被害を食い止められれば2~3倍の収量は確実にUPするでしょう。
そのためにも今から始める作業として、ネット工事を徐々に行っていきます。
作戦としては、園地周辺の草をしっかりと刈り込み、ネットを張り巡らせます。予算もそれほどこの園地で使えるわけじゃないのでなるべく資材を買わないように頭と体を使いながら作業していく予定です。