2017年2月のワイン会では、和食を代表する「刺身」をメインにワインを楽しみました。
話によると、ソムリエ協会が「日本酒」に力を入れ始め、「日本酒ソムリエ」のような資格試験を行うようです。
それに先だち、岩手県に日本酒の講習として田崎真也氏がいらっしゃったそうです。
このワイン会が行われたのが、その講習からわずか数日後ということで、今回はその学んだ知識をワインに応用していただけるということでかなり楽しみです。
ワイン紹介
今回使用したワインは、スパークリングワイン1種・白ワイン2種・赤ワイン1種です。
刺身を主体としたお食事ですので白ワインが多めのチョイスとなっています。
しかし、あえて合わない組み合わせを試して知ることも勉強。しっかりとしたパワーのある赤ワインも試していきます。
マンズワイナリー「甲州酵母の泡ブリュット」

スパークリングワインは日本のワインをチョイス。
日本料理には日本のワインをあわせていきたいっていう考えもあります。
このワインの泡は製法や値段の違いもあり、さすがにシャンパーニュのようなきめ細かさや持続性はありませんが甲州らしさがしっかりと感じられるワインです。
私的に日本の品種「甲州」は刺身に合うというより「醤油」にあうと感じました。ちなみにフランスのシャンパーニュは醤油より「出汁」と合いますね。
ヴィラマリア ソーヴィニヨン・ブラン

ニュージーランドのソーヴィニヨンブランです。
香り高く味わいもしっかりしており非常にコストパフォーマンスの高い一本です。
刺身との組み合わせは普通ですね。笑
合うわけでもなく、合わないわけでもない。
刺身は醤油だけでなく煎り酒や塩につけて食べていましたが、このワインは刺身のような生物じゃなくて焼き鳥とか焼き魚のような料理の方が合うと思います。
ケンゾーエステート あさつゆ


カリフォルニア・ナパバレーのワインです。
ケンゾーエステイトは日本の企業である「カプコン」の偉い人?がつくったワイナリーです。
品種はヴィラマリアと同じソーヴィニヨン・ブラン。
このワインは香りから味わいまで複雑で、非常に上品な感じ。刺身にはこちらのワインが良いですね。
ただ先程のワインと比べ値段が全然違うので、同じように比べる事が間違っているのかもしれませんが・・・笑
トゥール・ド・シャルマイユ マグナムボトル

ボルドーメドック地区のワインです。
シャトーシャルマイユのセカンドワインです。セカンドとはいえ、メルロー主体のしっかりとしたワインです。
ビンテージが2003年。10年以上の熟成により飲み頃に達していました。
色合いは落ち着いており、オレンジがかったガーネット。熟成が進んだボルドーはこれが初めてですが、こんな色になるんですね。勉強になりました。
こんなワインを刺身に合わせるなんて正気の沙汰とは思えませんね。笑
チーズとか肉ですよね。このワインは。
刺身と一口合わせてごちそうさま。タンニンが強いと生魚にはやっぱり厳しい。これもまた勉強ですね。
家庭でも生ハム「ハモンセラーノ」
なんでこんなものが家庭にあるのでしょう。

熟成された生ハム。
これを薄く切って盛り付けるわけですが、まさかこんなものが家庭にあるとは・・・。
でも毎回スーパーマーケットで生ハム買うより安いかもしれませんね。
欲しい。笑