「ワイン畑」を紹介してもらいました。ただ、畑の条件があまり良くないんです。




今年もワインづくりが始まろうとしています。

冬の期間は基本的に作業がありません。3月の剪定までワイン畑はご無沙汰です。

2月に入りいよいよ2017年のシーズンに向けてスタートです。

去年まで収穫していた畑が借りられるようです。

私が住んでいるここ岩手県。そしてワインづくりを学んでいる大迫町では高齢化が進みぶどうの生産者は減少していく一方です。

そんな中、今年も続けられなくなってしまった畑があるということでご紹介をうけました。

続けられなくなった畑を引き継ぎぶどうを生産していくことは、その地域だけでなく私にとってもありがたい事です。町の産業を維持しつつ、新たに産業を生み出したいと思っている私のような人の負担(主に初期投資)を抑えることができます。

このような話は大歓迎。さっそく畑まで案内していただきました。

中心地からはなれた山の中

町の中心地からおよそ1km。

一車線の道路に沿って流れる川。その川にかかっているレトロな橋を渡った先にそのワイン畑はありました。

山を切り開いた場所にあった園地の雪についた足跡は、人間の足跡ではなく動物の足跡ばかり

人気がまるでないこの場所。予想どおり野生動物が多くいきかう場所なのは間違いないでしょう。山の中にはニホンカモシカが私たちのことをじっと見ていました。笑

 

日陰

この園地はごらんのとおり日陰になっている場所が見受けられます。

冬の木に葉が茂っていない時期だというのに、こんなにも日陰があるということは夏場はこれ以上日陰ができるという事が安易に予想されます。

ぶどうにとって日光は必要不可欠。糖度が上がらず良いワインには到底なりえません。

「練習農地」といった感じに割り切ったとしても良いワインができないとモチベーションが上がらないんです。

 

作業効率

作業効率という以前に、駐車スペースが無いんです。笑

川をまたいだ道路は一車線。路駐して作業するわけにもいきません。

川を渡す橋は、軽トラがギリギリ通れるくらいの細い橋。渡った先には木や雑草が生い茂っていました。

以前管理していた方はすぐ近くに自宅があり、そかから徒歩で農地に行って作業していたようです。

 

それでも考えさせられる「条件」の良さ

立地条件はかなり悪いのが理解できると思います。

しかし悪いのは立地だけなんです。

良い条件として

  • 来年から収穫可能
  • 初期投資ゼロ
  • 作業機械無償貸出

ということがあげられます。

去年まで収益があったという事実

ぶどうは苗を植えてから3年は収穫できません。

しかしこの場所は去年まで収穫していた場所です。品種はツヴァイゲルトレーベという赤ワイン専用品種。

初年度から収穫ができる。収益を得ることができる。本格的な栽培を一年通して経験できる。

収益よりも、栽培から収穫までを経験できる事が大きな強みです。3年という時間を短縮できるんですから。

 

初期投資がかからない

これは単純に垣根と苗を買う必要がないので初期投資がいらないという事です。

この面積でも一から準備するとなるとおそらく200万円はゆうに超えますから。

それがゼロ。今後の栽培モデルとしてこのパターンが基本となってくると思います。

 

作業機械を借りられる

機械で一番重要かつ高額なのは動噴。殺菌剤や殺虫剤を噴霧する機械です。

オーガニックなら必要ない。と言われるかもしれませんが、まずは基本から学ばさせてください。

そのほかにも、去年栽培にしようしていた機会をそっくり無償で貸してくれるという事なのです。

 

長期間しっかりと栽培できる事

いかに好条件だからといっても、数年で違う畑をやるからなどの理由で辞めてしまうわけにはいきません。

やるからにはしっかりと責任もってしっかりとしたぶどうを栽培しなければいけないというのがわたしなりの考えです。

しっかりとかんがえて答えを出したいとおもいます。