岩手県が主催する「いわてワイン生産アカデミー」。
これはその名の通り、ワイナリー起業を目指す方の知識向上を目的とした勉強会です。
このアカデミーでは、ワイナリーを起業するためにはどうすればいいのか、講師を呼んで講演を聞いたり、県内ワイナリーの視察にも行きますよ。
今回はその第1回目ということで、開講式にいってまいりました。
このアカデミーはどんな人が受講するの?
アカデミーは一応30人という定員がありまして、応募の中から書類審査で見事受かった人が受講することができます。
何人の応募があったかわかりませんが、当日の受講生は30人ジャストでしたので、何名かは落選したのかなー。
会場を見渡すと、一番多い年代は40~50代。
ぶどう農家でしょうか?受講生の自己紹介タイムがなかったのでわからないです。
それから、60近い年齢の方もチラホラ。
おそらく定年後のセカンドライフとして、ガレージワイナリーのような小さいワイナリーが作りたくて参加してるんでしょうね。
さて、若いのは私だけかなーと思ったら、スーツを着た男性が2名もいました。
う~ん・・・この服装は、自営業ではないなー。
自営業というより、サラリーマンっぽいので、どこかの社員さんでしょうね。
企業もどんどんワインづくりに参入してますね。数年後が楽しみです。
「橘ワイナリー」の講和がリアルで心が折れそうです
講師として、脱サラしワイナリーを始められた山梨の「橘ワイナリー」さんがいらしてくれました。
話を聞いていくと、なんだか夢から覚めたきぶんになりましたよ・・。

ワイナリー起業は金がかかる!
ワイナリー起業は、はっきり言って金が無きゃ無理ゲーです。
橘ワイナリーさんは退職後、オーストラリアの大学に留学し、ワインの知識を得ました。
その後、ぶどう農家としてぶどうを日本で育てることから始め、ワイナリー開業まで、なんとかこぎつけたそうです。
ワイナリーの開業資金は約一億円。
無理!
無理無理無理!!!!
講和を聞きながら絶望感を味わいました。
数年後なんて甘い事言っていた私が恥ずかしいです。
今後の目標は、ぶどう農家としてしっかりとした収入を得る事。
ワイナリーはどこかスポンサーがいないと当分無理ですね。
その前にまず、農家として食べていけるようにならなくてはいけません。
「ぶどう栽培を始めるには、3年間無収入でも大丈夫な預金1000万が必要。」とも言われましたが、参考程度にしておきます。
これを真面目に受け止めるとくじけちゃいそうですから。
確かにゼロから始めると莫大な金額が初期投資としてかかるかもしれません。
でも、やり方次第ではグッと少ない金額で始められると思うんです。
とりあえず私は、今すべきことをしっかりとやっていこうと思います。

車で来たからテイスティングできませんでしたとさ。