赤くて硬く、締まった粘土質土壌のこの園地。
立地的に水はけは良さそうな場所ですが、粘土質の土壌はそれでも雨が降ってしまえば上手く排水することは難しいと思います。
そこで必要となってくるのが土壌改良。
土づくりは基本であり、非常に大切な事だと思っています。私はまだまだわからない事だらけなので、積極的にトライ&エラーを繰り返していきますね。
粘土質な畑をどのように土壌改良していくのか?その基本的なやり方
まず、土壌は団粒構造であるべきだと考えています。
これは土と土の間に隙間があり、水はけや保水性に優れた土壌です。
反対に単粒構造の土壌は、乾けばコンクリートのように固まり、雨が降ればすぐに水たまりができる土壌。
どちらが適しているかは一目瞭然ですよね。
粘土質土壌は単粒構造なので、団粒構造へ変えていく継続的な努力が必要です。
堆肥や腐葉土などの有機物の投入
一般的には堆肥とか腐葉土を粘土にすき込むことで、微生物のエサが増え、活動が促進し、徐々に土壌を改良していきます。1回やれば終わりではなく、毎年継続していく事で徐々に良くなっていく非常に時間のかかる作業です。
農業は時間も手間もかかります。
では実際に来年1年間の計画を考えていきましょう。
緑肥を活用した土壌改良プラン
春、苗木を植えるときに元肥として堆肥を使います。
秋に追肥をするかどうかはまだわかりませんが、堆肥はとりあえず投入します。
そして悩ましいのが緑肥。
造成したばかりなのでもちろん草は生えてこないでしょう。なので植えてあげる必要があるんですが、問題は何を植えるか。これが非常に大切。初年度はチッソを補給したいのでマメ科が中心となるでしょう。
とりあえず、傾斜になっている場所は土が流れないようにクローバーを。
園地にはヘアリーベッチになるとおもいます。多分。
セスバニアやクロタラリアもいいと思ったんですけど、これは苗木を植える前に植えるべきでしょうね。
そして雪が降る前にからし菜のタネを蒔きます。これは春に咲く黄色い花がキレイだから。笑
大体こんな感じで1年間やってみようと思っています。
まぁ、まず計画通りにはいかないでしょうね。
まずは土壌を知る事。それから土壌分析の活用。まだまだ覚えることは山積みです。