もうすっかり春ですね。
今年の岩手は、先週の土日にちょうど桜が満開でした。
ぶどうの木は花なんて咲く気配すらないのに、桜の木は早いんですね。笑
この時期は、花見を目的とした観光のお客様をよく見かけますが、なんだか例年よりも外国人が多い気がします。
今後は、インバウンドがどんどん増えていくんでしょうね。
日本ワインを目的に、外国の方がここ岩手を訪れる時はそう遠くない未来なのでしょう。
英語、勉強しなきゃなぁー。
剪定が終わっていない園地のお手伝いです。
こちらの園地。
実は以前わたしに紹介していただいたツヴァイゲルトレーベのワイン畑です。
参考記事:「ワイン畑」を紹介してもらいました。ただ、畑の条件があまり良くないんです。
ぶどう栽培を続けることができなくなってしまったが、園地をつぶしてしまうのも勿体ないので、管理してくれる人を探していた畑です。
畑の管理を私が断った為、処分しようとぶどうの木を数本切ってしまいましたが、管理してくれる人が無事現れたのです!
今回から当分この園地のお手伝いです!
本格的な剪定はこれが初めて

勉強会などで剪定の仕組みなどは頭に入っているんですが、実際に園地のぶどうを切るのは初めて。
そしてめちゃくちゃな木ばかり。笑
管理できなかったんでしょうねー。
枯れてしまった木も何本かありましたし。
でも本当に私のような初心者が剪定させてもらえる機会なんかほぼ無いので、ありがたく勉強させていただいております。
来年から先の事を考えて剪定を進めています。

今年採れるぶどうの量も大事ですが、来年以降のことも考えなくてはいけません。
私は今年の収穫量を減らしてでも、ぶどうの木の形や、より良い枝を使うようにしています。というか、剪定していくうちに、その方が良いなと感じられるようになりました。
はじめの方は教科書通りに進めましたが、多分これじゃ良くないと思うんです。
新梢が長すぎて芽が出てこなかったり、出てきても上手く伸びなかったり、成長が悪くなりそうです・・・。
そして木の形も悪いですよね。
一気に直すことはできませんが、徐々に徐々にかっこよく仕上げていきたいとおもいます。
剪定は超楽しい!
いや、マジで最高ですね。
すげー楽しい。笑
夜勤明けの眠さMAX状態でも、剪定に行きました。
まさか、色々と考えながら自分の思う形に仕立てていく事がこんなに楽しいとは!
盆栽とかやっている方も、こんな気持ちなんでしょうかね。
そして、剪定鋏をじっくりと使うことができてよかったです。
関連記事:剪定作業に向けて「アルス」の「剪定鋏」を買いました。【前編】
私は剪定鋏を2本もっていて、つかってみた感想は今度アップしたいと思います。
製品による違いはもちろんありますが、剪定鋏は使い方がなにより大事ですね。


初日は3人で一日やってわずか4列。笑
この短い垣根で4列しかできないのか・・・。
3人うち初心者2人だからそんなもんなのかな?
でもかなり時間かかりました。
今ではだいぶスピードがあがりましたが、早ければ良いといったものでは無いので手を抜かずにしっかりとやっていきます。
美しい「ぶどうの涙」
春を迎え、気温が温かくなってくると、ぶどうの木は活動を始めます。
剪定がかなり遅れてしまい、温かい時期に枝を切るとぶどうの木から樹液が溢れてきます。
これを「ぶどうの涙」というそうです。
大丈夫かなと思うほどに流れてきますが、これは放置するしかないそうです。
枝をきっただけでこれだけ流れてくるので、ノコギリを使う剪定は控えた方がいいですね。

