ぶどうが徐々に色づき始めました。このように色が変わってくる時期を「ベレーゾン」といいます。
この時期を目安に行われる作業の一つ「摘房」を始めました。
房を減らして養分を集中させる。
ぶどうの房は通常、1つの枝に2つ房が付きます。
2つの房をそのまま収穫することももちろん可能ですが、糖度が上がらなかったり、形が良くなかったりするので、全体のバランスをみて房を落としていきます。
落とす量は、栽培者やぶどうの樹によって変わってくるので一概にどのくらいとは言えませんが、2房ある状態を「2」とするならば、「1.5」以下が普通だと思います。

せっかく実ったのにもったいない。
最初は抵抗があってなかなか鋏を入れることができないんですよねー。
落としたつもりでも、予定より多く残してしまったりする事があるようです。
収穫量が最初から少ない園地での摘房
私の園地ですが、開花時期に灰色かび病が発生してしまい、房に上手く実がつかなかったんです。
それだけなまだ良かったのですが、その後にブドウトリバに食べられたのでさらに実は少なくなってしまいました。
こんなに実が少ないから摘房しなくていいような気もしますが、被害を免れた枝にはそれなりに実が付いているので、これくらいは落としてあげようかなと思います。

このくらいの大きさであれば、2つ残してもいいと思います。枝の状態が良ければ。笑
房を残そうとしても枝が虫に食べられていたり、病気で弱っていたら2房残すのは諦めています。
お陰様でガッツリ収量制限ささっています。この地域での平均収穫量の半分くらいじゃないでしょうか?笑
まあ、はじめからそれなりの覚悟はしておいたんです。かなり樹が弱っていたんでね、ろくな収穫は見込めないなとは感じていました。
でもなんとかここまできました。
あとはなにもなく無事に収穫を迎えられることを祈るばかりです。
動物の被害がかなり心配ですが・・・・。