家庭でつくろう!パラパラチャーハンのちょっとしたコツと作り方




家庭で作ったチャーハンはどんなチャーハンですか?チャーハンは手軽に作れてしかも美味しいですよね。

スーパーマーケットには様々な種類の「チャーハンの素」が売っているので、作り方や味に迷う事なくフライパン一本で作ることができます。

ただ味はいいけどそのチャーハン、ベチャベチャだったりゴロゴロと固まっていたりしていませんか?せっかくチャーハン作るならパラパラで本格的なものを作りましょう。

家庭用ガスコンロを最大限活用した本格チャーハン

お店と家庭ではまず調理設備が違います。なかでもガスコンロはもっとも重要であり大きな違いの一つでしょう。

最近の一般家庭はガスコンロではなく、IH調理器具にどんどん変わっています。これは手入れが簡単なことや光熱費が低く抑えられるといったメリットが多いといった点から、今後もどんどん変わっていく事でしょう。

ガスかIHか。家庭ではお好みの方を使えばいいと思います。どちらを使おうがそこはやっぱり家庭用。業務用のそれには火力や火の入り方など、ほぼすべてにおいて劣っています。

しかしそんな家庭用設備でも、ちょっとしたコツとやり方さえ覚えてしまえば立派なパラパラチャーハンは作れると思います。

中でも大切なのが次の2つのポイント。

  • 温度コントロール
  • 一度に多く作らない

これさえまもってくれれば素敵なパラパラチャーハンのできあがり。

 

一番大切で意外に難しい「温度コントロール」

調理を始めるとき、調理中、どのような料理に仕上げるかによって温度を的確にコントロールすることが大切です。

以前つくったオムレツの時もそうでしたが、温度を間違えれば上手に作ることができないんです。オムレツの場合はフライパンにくっついたり、かたくぼろぼろのオムレツになってしまいます。

参考記事:オムライスの上手な作り方のコツ。大切なのは練習!

これがチャーハンの場合どうなるでしょう。低い温度でじっくりと調理してしまうと、ベチャベチャな仕上がりになってしまいます。

チャーハンの他に例えばチキンライスなども同じように、ケチャップのような水分を入れたら強火で一気に仕上げてしまいましょう。

 

実際に家庭のガスコンロでチャーハンをつくってみました!

まず材料がこちらになります。

基本はご飯・卵・ネギ。ネギはみじん切りがいいと思います。具材として、鮭とレタス。シンプルに鮭レタスチャーハンにしましょう。

今回私は鉄フライパンを使いますがもちろんテフロン加工された普通のフライパンでオッケーです。

今から紹介する方法は、高温で一気に仕上げるといったひじょうにシンプルなやり方になります。以前中華料理店で働いていた経験から、家庭でもできるようにアレンジしました。

この場合、テフロン加工されたフライパンは高温に弱いという弱点がありますので、フライパンの寿命を縮めてしまう可能性もあります。私はたいして気にしないのでガンガンやっていましたが。笑

では早速やっていきましょう。

 

フライパンをしっかりと熱します。

終始高温をキープしたいので、まずはしっかりとフライパンを熱します。

どのくらい熱するかという目安は、センサーが反応して火力が弱くなるまでです。

家庭用のガスコンロ及びIHコンロは、ある一定の温度まで熱せられると安全装置が作動し火力が弱まります。その温度までいったら油をなじませて卵を入れます。

卵を入れたら、半熟のうちに温かいご飯を入れましょう。

よく「固めに炊いたご飯」とか言われていますが、家庭でわざわざそんなご飯炊かないでしょ。笑

余ったご飯で十分。冷たかったらレンジでチンしましょう。

ご飯をドンとのせたら手早く炒めましょう。火加減は強火をキープしてくださいね。

ご飯の量もかなり大切なんですが、写真では1人前をつくっています。フライパンのおおきさにもよりますが、多くても一度に2人前くらいの量づつ作るようにしましょう。それ以上多いとパラパラになりません。

中華料理のプロでも、あの大きな中華鍋を使って一度に作るチャーハンは2人前です。

 

食材を入れたら温度は下がります。しっかりと火に当てましょう。

もうすでにパラパラになってきましたね。

フライパンを煽って混ぜるのが効率良くていですが、やりすぎると温度が下がってしまいます。食材を入れた時に温度は一気に下がっているので、しっかりとフライパンを火にあてながら混ぜ合わせましょう。

ある程度目途がついたらネギを入れて味付けです。

この時点で味をきめてしまいます。具材を入れてから調味はしない方が良いと思います。具材から水分が出る可能性があるので。

味付けはお好きなようにどうぞ。手軽にいくならば、塩と旨味調味料(味の素、ウエイパー、創味シャンタン、チキンスープの素など)だけでも十分おいしくできあがります。

ちなみにこの味付けの時も強火です。火にかけっぱなしで大丈夫でしょう。心配ならば途中で混ぜてもOKです。間違っても弱火にしないでください。

 

仕上げはサッと混ぜ合わせるだけ。

味付けが終わったら具を入れます。具は事前に火を入れておき、混ぜるだけで大丈夫な状態にしておましょう。

もし大量にチャーハンをつくるといった場合は調味まで終わらせた状態のご飯を一度バットなどに移し、もう一度油をしいてチャーハンの味付けまで作りたい分の量になるまでつくってしまいましょう。

ようするに具材を混ぜ合わせる作業は、4人前でも6人前でもフライパンが許す限り一気にやってしまって大丈夫。ご飯をほぐす作業だけは少ない量でやらなければいけません。

 

調味が終わったご飯にドバっと具材を入れて一気に混ぜます。

まんべんなく混ざったらできあがり。

何度も言いますがここまで火はずっと強火のままです。

 

家庭でも十分パラパラなチャーハンができる!

出来上がったチャーハンはごらんの通りパラパラになりました。

家庭でもやり方次第でここまでパラパラなチャーハンが出来上がります。

是非一度チャレンジしてみてください。