ついに始まりました造成工事。ブルドーザーが地響きをあげながら土をグングン押していきます。
生まれて30年でこれが初めての投資らしい投資なのでワクワクドキドキしています。
なんだかんだいってやろうと思ってから3年かかりました。お金と時間が結構かかりましたが、悔いはありません!
元々ぶどう園だった土地なのに、何故か凹凸のある地面。
この場所はもともとぶどう栽培に使われていた土地でした。その証拠に昔使っていたであろう長梢棚の鉄柱がまだ残っています。

どの鉄柱ももうすっかり錆びてしまってその役目をはたしていませんが、人力では抜くことはもちろん不可能なので、撤去と整地をおねがいしてあります。
予定している工期は一週間。
予算は70万。
この土地は水はけが良いと予想しているので、暗渠などの工事予算は考えていません。
水はけは大丈夫だとは思いつつも、抜けなかったらどうしようかと実はちょっと不安です。
終わるまで気が抜けません。
地表を削っていたら粘土質の土壌が顔を出しました。
勾配がきつい場所を均すため、あるポイントをガリガリ削ったら赤い粘土質の土壌が顔をだしました。

結構固い、ねっとりとした粘土。
これはどうなんだろうか。ぶどうにとって良いのか悪いのか…。
どちらにせよ土壌改良は必須でしょう。
堆肥をふって団粒構造に変えていかなくてはいけませんね。10年単位の長い戦いになりそうです。
ここの山の粘土は、陶芸の職人さんが粘土を採取しに来たほど良質?な粘土なんです。
粘土質の土壌のワインは、渋みと酸味が豊かで、骨格がしっかりした赤ワインのイメージがあるんです。ボルドーでいえばポムロールのような感じのワイン。高くて飲んだことないけど。泣
でもここではメルローもカベルネフランも作る予定がないんです。
赤はピノノワール。それ以外は白。
さてどうしたものか。
ゲヴュルツトラミネールは正反対な気がするし、モンドブリエは未知数。となるとソービニヨンブランが良いのか?
黙ってピノノワールなのか?
しばらく楽しい時間が過ごせそうです。
